住宅ローンの借り換えで得られるメリットは?今より負担を減らすポイントも紹介の画像

住宅ローンの借り換えで得られるメリットは?今より負担を減らすポイントも紹介

住宅ローン

森田 敏史

筆者 森田 敏史

不動産キャリア13年

不動産購入を始めての方に「親切」「丁寧」「安心」をモットーに不動産流通の仕組みを説明していきます!
価格重視の選び方では無く、価値ある不動産の選び方を提案し、納得が行くまでお付き合い致します。
高額な買い物だからこそ、不動産売買(売主)を経験豊富にしている私共の「知識」「経験」をお話しさせて頂きます。
また住宅ローンのご提案も多方面に渡りサポートします!


住宅ローンの返済が続く中で、今よりもっと負担を減らせる方法があるとしたら、気になりませんか。実は、「借り換え」によって家計の安定や将来の安心につながるケースが増えています。しかし、実際にどのようなメリットが得られるのか、分かりづらい部分も多いかもしれません。この記事では、住宅ローンの借り換えがもたらす具体的な効果や判断ポイントについて、誰でも理解しやすいように解説します。賢い選択のヒントを知りたい方は、ぜひ最後までお読みください。

借り換えによって金利負担を減らすメリットと具体的効果

住宅ローンの借り換えでは、金利の差によって返済負担を軽減できることが大きなメリットです。たとえば、借入残高が2千万円、返済期間が20年のケースで、金利差が年0.5%の場合、毎月の返済額は4,531円、総返済額では912,230円の軽減が見込まれます。年1%の差があれば、毎月8,923円、総額では約1,966,339円の削減となります。

また、金利差が1%未満でも、借入残高や返済期間が長い場合には十分な効果があります。たとえば、残高3千万円・返済期間30年・金利差年0.6%での試算では、借り換えによってお得になる金額は多くの例で数百万円にのぼります。

具体的な効果をイメージしやすくするために、以下にシンプルな比較例を表形式でご紹介します(概算です)。

項目借り換え前(年1.5%)借り換え後(年0.5%)軽減額
毎月の返済額96,509円87,586円約8,923円減
総返済額23,162,045円21,195,706円約1,966,339円減

さらに、実際の金融機関の試算例では、残高3千万円・返済期間30年・金利が年1%から年0.4%に下がるケースで、総返済額が約2,895,840円も減る例があります。

このように、借り換えによる効果は、金利差が大きいほど、また残高や返済期間が長期であるほど高まります。ただし、諸費用との兼ね合いも重要ですので、総合的に判断する必要があります。

返済計画の安定化と安心を得られるメリット

住宅ローンの借り換えにおいて、固定金利への切り替えは、返済額が完済まで一定となるため、返済計画を立てやすく家計の見通しが明確になります。たとえば、教育費や医療費、老後の生活資金など、将来必要となる支出とのバランスが取りやすくなる点で、大きな安心感を得られます。実際、みずほ銀行や三井住友銀行の解説によれば、固定金利への借り換えにより「将来の返済額の変動リスクを軽減できる」「家計の計画性が向上する」としています。

特に、金利上昇が予測される局面では、変動型では今後の返済額の増加が不安要因となりますが、固定金利であれば市場金利の影響を受けず、将来の負担増に備えやすくなります。財形住宅金融のコラムでも「金利上昇リスクから解放され、返済額が一定になる安心感が大きい」と紹介されています。

さらに、返済計画の安定化は、教育資金や老後資金など他のライフプランに振り分ける資金計画を立てやすくします。三菱UFJ銀行の「マネーキャンバス」では、「返済額が一定であることで家計の見通しが立てやすく、他の支出とのバランスが整えやすい」との記述があります。

下表に、本メリットをまとめました。

メリット内容効果
返済額の一定化固定金利へ借り換えることで返済額が変動せず一定になる家計の見通しを立てやすくなる
金利上昇リスクの回避将来の金利上昇による返済額増加を防げる長期的な安心感が得られる
ライフプランとの調整教育費や老後資金など他支出とのバランスが取りやすい家計全体の資金計画が整いやすくなる

保障内容の充実によるメリット

住宅ローンを借り換える際には、より充実した「団体信用生命保険(団信)」に加入できるという大きなメリットがあります。例えば、亡くなったり所定の高度障害状態になった場合にローン残高が免除される基本的な保障に加え、がんや三大疾病(がん・心筋梗塞・脳卒中)などへの手厚い保障が付いた商品へ切り替えが可能になります。このような制度は、近年多くの金融機関で導入されており、借り換えの際に加入できることが注目されています。

実際に、ネット銀行などでは、がん保障や全疾病保障が無料で付帯されるケース、または金利をわずかに上乗せするだけで疾病団信(特定の病気に対応した団信)に加入できる商品も増えています。このような借り換えでは、金利の引き下げとともに保障の強化が同時に実現できます。

保障が充実することで得られる心理的な安心感も無視できません。万一の際に住宅ローンの返済が不要になるだけでなく、家計への負担が大きくなるリスクにも備えられます。特に、ご自身やご家族の健康リスクを心配される方には、借り換えを機に保障内容の見直しをすることが経済面・精神面ともに安心につながります。

以下に、保障内容の比較を簡単な表でまとめました。

内容 従来の団信 充実した団信(借り換え時)
死亡・高度障害保障 あり あり
がん・三大疾病などの特約 なし あり(無料または0.1〜0.3%の金利上乗せ)
心理的安心感 基本的な安心 医療リスクにも備えた安心


借り換えを判断するためのポイント整理

住宅ローンの借り換えを判断する際には、複数の要素を総合的に見極めることが重要です。

まず、大まかな判断基準として「ローン残高が1,000万円以上」「金利差が1%以上」「残りの返済期間が10年以上」という条件が目安とされています。ただし、これらはいずれも絶対ではなく、たとえば金利差が1%未満でも、残高や返済期間が長ければ借り換えによって十分なメリットが得られることがあります。

さらに、「諸費用を含めたトータルでのお得度」を考えることが肝心です。諸費用には、事務手数料、保証料、登記関連費用、印紙税などが含まれ、合計で30万円から100万円程度かかることが一般的です。借り換えによって金利負担が減っても、これらが重なると逆に負担が増える場合があるため、必ず総支払額に含めて比較することが必要です。

最後に、実際の借り換え判断では、事前のシミュレーションによって数字を把握し、比較検討することが欠かせません。金利差、残高、返済期間などを入力し、借り換え後の返済総額や毎月の返済額を明確にしておくことで、メリット・デメリットを正しく判断できます。

判断ポイント内容
金利差1%以上が目安だが、状況により0.3~0.5%でも効果あり
ローン残高・返済期間残高1,000万円以上・返済10年以上が一般的目安
諸費用を含めた総コスト諸費用込みでトータル支払額を比較し判断

まとめ

住宅ローンの借り換えには、金利負担の軽減や返済計画の安定、保障内容の充実といった重要なメリットがあります。金利差や返済期間など、各ご家庭の状況によって得られる効果は異なりますが、事前にシミュレーションを行い、総合的な判断をすることが大切です。借り換えを検討することで将来の安心や家計の見直しにもつながりますので、まずは自分に合った最適な方法を考えてみましょう。不安な点は、いつでも安心してご相談いただけます。


お問い合わせはこちら

”住宅ローン”おすすめ記事

  • 多重債務で住宅ローンが不安?返済計画の見直しで家計を立て直す方法の画像

    多重債務で住宅ローンが不安?返済計画の見直しで家計を立て直す方法

    住宅ローン

  • 住宅ローン金利は今後上昇する見通しか?変動から固定どっちが安心かを解説の画像

    住宅ローン金利は今後上昇する見通しか?変動から固定どっちが安心かを解説

    住宅ローン

  • 住宅ローン金利は今後上昇するのか?住宅購入と資産運用の戦略を整理するの画像

    住宅ローン金利は今後上昇するのか?住宅購入と資産運用の戦略を整理する

    住宅ローン

  • 住宅ローン金利は今後上昇するのか?フラット35への借り換え比較で安心の返済計画を考えるの画像

    住宅ローン金利は今後上昇するのか?フラット35への借り換え比較で安心の返済計画を考える

    住宅ローン

  • 住宅ローン金利上昇前に家を買うべきか?後悔しないタイミングを徹底解説の画像

    住宅ローン金利上昇前に家を買うべきか?後悔しないタイミングを徹底解説

    住宅ローン

  • 住宅ローン金利上昇期は投資と繰上げ返済どっち?資産形成の正しい優先順位を解説の画像

    住宅ローン金利上昇期は投資と繰上げ返済どっち?資産形成の正しい優先順位を解説

    住宅ローン

もっと見る